一般社団法人 日本植物生理学会 The Japanese Society of Plant Physiologists

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木の実の液浸標本の作り方

質問者:   大学生   羊
登録番号3426   登録日:2016-02-01
様々な種の木の実を材料にして液浸標本を作り、インテリアとして飾りたいと思っています。多少崩れても良いので数年観賞用として保存したいのです。
そこで質問なのですが、柔らかい果実や固い殻を持つ種子などがあるのですが、固定の仕方など、作成方法に違いはあるのでしょうか。
普段は化学専攻なので知識がなく困っています。
回答よろしくお願いします。
羊様

質問どうも有難うございました。
「柔らかい果実や固い殻を持つ種子などがあるのですが、固定の仕方など、作成方法に違い」はあります。
植物の果皮や種皮には、種類ごとに多様な物質を含んでおりますので、すべてに共通する固定法はありません。
一般的な固定液としては、酢酸:エタノール=1:3、メタノールなどがあります。試してみて、羊様のご期待に添うかどうか確かめるしかないと思います。色落ちや組織の崩壊を伴う場合もあります。
また、固定液には有機溶媒や劇毒物を含む場合がありますので、毒物及び劇物取締法を遵守して適切に取り扱うようにお願いします。
JSPP広報委員長
松永 幸大
回答日:2016-02-01
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