質問者:
高校生
BaSaShi
登録番号3782
登録日:2017-06-05
木材の細胞壁のセルロースはリグニンに覆われているのに、リグニンを分解できない褐色腐朽菌は何をエネルギー源として生きているのですか?
みんなのひろば
褐色腐朽菌は何をエネルギー源にしているのですか?
BaSaShiさま
ご質問ありがとうございます。木材腐朽菌の研究をご専門とされている北海道大学の堀千明先生に回答していただきました。
【堀先生の回答】
褐色腐朽菌はセルロースをエネルギー源にしています。
褐色腐朽菌はリグニンを分解しないと言うのは、植物からリグニンを取り除かないという意味で使われています。実際は、褐色腐朽菌はリグニンの構造を変えることができ、そうするとリグニンに覆われたセルロースも酵素や化学物質で分解して栄養源にできます。
しかしその仕組みは解っていないことが多いので更なる研究が必要です。
堀 千明(北海道大学大学院工学研究院)
ご質問ありがとうございます。木材腐朽菌の研究をご専門とされている北海道大学の堀千明先生に回答していただきました。
【堀先生の回答】
褐色腐朽菌はセルロースをエネルギー源にしています。
褐色腐朽菌はリグニンを分解しないと言うのは、植物からリグニンを取り除かないという意味で使われています。実際は、褐色腐朽菌はリグニンの構造を変えることができ、そうするとリグニンに覆われたセルロースも酵素や化学物質で分解して栄養源にできます。
しかしその仕組みは解っていないことが多いので更なる研究が必要です。
堀 千明(北海道大学大学院工学研究院)
JSPP広報委員長
出村 拓
回答日:2017-06-09
出村 拓
回答日:2017-06-09