質問者:
一般
まさ
登録番号3920
登録日:2017-09-27
登録番号みんなのひろば
植物にに与える水について
3846の質問(植物に良い水)のところの回答では「外から与える水は「何も溶けていない水」が「植物にとって良い水」となります」となっておりますが、水に炭を浸した場合のイオンは同様に「何も溶けていない水」と判断されるのでしょうか?
炭によるイオンは根腐れ防止などの観点( http://www.mossplan.co.jp/moss/tool/sumi.htm )( https://goodgreen.jp/plants/a0/ )より、問題がなさそうとの記述もいくつか見たことがありますが、先の質問の回答からすると「イオンであっても何かが溶けていたら良い水ではない」とも読み取れます。
こちらはどのように解釈すべきでしょうか?
炭によるイオンは根腐れ防止などの観点( http://www.mossplan.co.jp/moss/tool/sumi.htm )( https://goodgreen.jp/plants/a0/ )より、問題がなさそうとの記述もいくつか見たことがありますが、先の質問の回答からすると「イオンであっても何かが溶けていたら良い水ではない」とも読み取れます。
こちらはどのように解釈すべきでしょうか?
まさ さん
みんなの広場 質問コーナーのご利用ありがとうございます。
「植物にとって良い水」と言う表現は受け取り方によって「ある期待した効果をもたらす水」とも解釈されますね。登録番号3846では、必要な栄養分(必須栄養素)が利用可能な形で十分ある土壌に栽植されている植物を対象に「毎日散水するときの水」としての「良い水」をお答えしています。必須微量要素の要求量には幅があり、それらのイオンのいくつかが溶けていても害にはならない水もありますから「悪い水」とは言えません。ご質問にあるように炭(活性炭など)は生育に良いとして利用されていることがあります。いくつかのイオンが溶け出すから、との理由を挙げておられますが、むしろ活性炭による有害物質(例えば遊離アンモニア)の吸着除去の効果が大きそうです。
このほかに有用要素とされているものがあり、ある種の植物にとって「必須ではないがあると生育が促進される」ような要素で、セレン、ヴァナジウム、リチウム、ストロンチウム等々がそれに当たり、対象によってはこれらを含む水が「良い水」とも言えます。また、土壌微生物の成育を促進するよう物質を含む水も、ある意味で「良い水」と言えますが、これらの物質を(微量とは言え)含む水を毎日散水して良いかどうか判断しかねます。結局、植物に毎日散水するのに良い水とは、普通の水(川の水、井戸の水、水道水)だとおもいます。
みんなの広場 質問コーナーのご利用ありがとうございます。
「植物にとって良い水」と言う表現は受け取り方によって「ある期待した効果をもたらす水」とも解釈されますね。登録番号3846では、必要な栄養分(必須栄養素)が利用可能な形で十分ある土壌に栽植されている植物を対象に「毎日散水するときの水」としての「良い水」をお答えしています。必須微量要素の要求量には幅があり、それらのイオンのいくつかが溶けていても害にはならない水もありますから「悪い水」とは言えません。ご質問にあるように炭(活性炭など)は生育に良いとして利用されていることがあります。いくつかのイオンが溶け出すから、との理由を挙げておられますが、むしろ活性炭による有害物質(例えば遊離アンモニア)の吸着除去の効果が大きそうです。
このほかに有用要素とされているものがあり、ある種の植物にとって「必須ではないがあると生育が促進される」ような要素で、セレン、ヴァナジウム、リチウム、ストロンチウム等々がそれに当たり、対象によってはこれらを含む水が「良い水」とも言えます。また、土壌微生物の成育を促進するよう物質を含む水も、ある意味で「良い水」と言えますが、これらの物質を(微量とは言え)含む水を毎日散水して良いかどうか判断しかねます。結局、植物に毎日散水するのに良い水とは、普通の水(川の水、井戸の水、水道水)だとおもいます。
JSPPサイエンスアドバイザー
今関 英雅
回答日:2017-10-09
今関 英雅
回答日:2017-10-09