一般社団法人 日本植物生理学会 The Japanese Society of Plant Physiologists

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枝垂れ梅とジベレリンとの関係

質問者:   会社員   ナルホドン
登録番号4133   登録日:2018-06-10
ジベレリンは、稲の青立ち病等のように成長を早めるホルモンだから早く成長し過ぎて枝垂れ梅(桜)のような種ができるとどこかで読んだ気がするのですが、また逆に、枝が真っ直ぐに伸びるために曲がった箇所を裏当て補強し真っ直ぐに伸び成長させる役割があるとの情報もあります。これらは枝垂れを造るためには相反する役割のように思います。枝垂れ梅(桜)を造るのメカニズムが本当は何かを知りたい。これにジベレリンが関係しているのでしょうか?
ナルホドン様

樹木における枝垂れの現象は、枝垂れサクラと枝垂れヤナギでジベレリンの関与が報告されていますが、枝垂れウメについては報告はありません。しかし、樹木の枝垂れ現象はどの種でも同じようなメカニズムで起きていると想定してもいいと思います。ジベレリンの役割などについては、本コーナーで過去にいくつか質問が寄せられていますのでそちらをお読みください(特に登録番号0486, 1417, 1578, 3249)。その上でさらに疑問がありましたら、改めてご質問ください。

勝見 允行(JSPPサイエンスアドバイザー)
回答日:2018-06-10
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