蘇我馬子様

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ミシマサイコという和名に対応する種の学名は確かに一つではなく幾つか挙げられていますね。これらの分類学上の専門的な差異については、ミシマサイコ、あるいは少なくともセリ科の分類専門の研究者でないと確実なことは言えません。
しかし、ミシマサイコの学名をどういう目的で使いたいのでしょうか。大学生ということですので、研究などの関連で材料の名前を明記したいという程度のことでしたら、今までたくさん研究報告が出ているミシマサイコの関連論文に倣うのがいいのではないでしょうか。ちなみに古くからある一般的な植物図鑑では ”Bupleurum falcatum L.."　が使われており、最近出版されている環境省『レッド・リスト』では "B.scorzoneufolium Wild.var. stenophyllum Nakai" が使われています。”B.scorzoneufolium Wild.”という学名は ”Bupleurum falcatum L.." の異名だともいわれています。ミシマサイコはどこで採集されたかで変種もあるようですので、あなたがもし研究にミシマサイコ使われたとしたら、それがどういう素性のものかがわからないと、正式の学名はわからないでしょう。
分類を目的とした詳細が必要でないのでしたら、"B.scorzoneufolium Wild.” を使えば間違いではないと思います。