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もやしについて

質問者:   教員   たかちゃん
登録番号4776   登録日:2020-06-27
はじめまして。
先日、生徒から、もやしは出荷される際やお店に並ぶときに、光に当たるにも関わらず、緑にならずに白いままでいるのはなぜかというか質問を受けました。
私の解釈ですと、店頭に並ぶ際には「脱黄化」の要因である青色光が、店頭の光の中には含まれていないからではと考えていますが、
何か要因があるのでしょうか?
たかちゃん様

植物Q&Aのコーナーを利用下さりありがとうございます。
当初、もやしが子葉の付いたものを考えていました。もやしの子葉は貯蔵物質など物質の分解が進行している器官ですから、クロロフィルの合成がおきなくても不思議ではないと思いました。しかし、スーパーに行って緑豆のもやしを購入してきましたら、子葉が脱落(あるいは除去)したもので、日光の散乱光で第一葉が短時間で脱黄化(緑化)しました。店頭で緑化しないのは低温かなと考え直したのですが、念のためフィトクロームや光形態形成の研究をされておられる長谷先生にお伺いしましたところ、下記のような回答を下さいました。

【長谷先生の回答】
確かに、今まであまり気にしていませんでしたが、店頭のモヤシはあまり緑色にはなってはいないですね。脱黄化(緑化)は赤色光単独でもそこそこ進みますし、店頭の白色光には赤色光も青色光も十分含まれていますので、スペクトルのせいとは考えにくいです。一方、低温が緑化を遅らせている可能性はかなりあるかと思います。また、蛍光灯の強さは、目で見る印象とは異なり、日光に比べかなり弱い(極端な場合は1/100程度)です。さらに、スーパーで店頭に並ぶ時間がそれほど長くない、ということもあるかと思います。すなわち、低温、弱光、短時間ということで目立たないが(よく見るとわずかに緑化しています)、それでも緑化は進んでいるというところかと思います。


長谷 あきら(京都大学大学院理学研究科)
JSPPサイエンスアドバイザー
庄野 邦彦
回答日:2020-07-08
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