質問者:
会社員
とろっぺ
登録番号4976
登録日:2021-02-05
学名で亜種につけられる「subsp.」という表現があると思います。みんなのひろば
学名の「亜種」について
種小名と同じ亜種名を与えられているものがあり、
これは同じ種を示しているのか、違う種を示しているのかわかりません。
例を挙げます。
キューガーデンのInternational Plant Names Indexで「subsp」で検索して、一番上に出てきたAbelmoschus manihotで説明します。
Abelmoschus manihot (L.) Medik., Malvenfam. 46 (1787).
Abelmoschus manihot subsp. manihot (L.) Medik., Blumea (1966).
この2つは違う種を示していますか?
それとも亜種が何種か存在する場合は、基本種には種子名と同じ亜種名を与える規則でしょうか?
とろっぺ さん:
みんなの広場 質問コーナーのご利用ありがとうございます。
基礎生物学研究所の長谷部光泰先生に回答をお願いしました。
【長谷部先生の回答】
International Plant Names Indexによると Abelmoschus manihot (L.) Medik., Malvenfam. という種は、Abelmoschus manihot subsp. manihot (L.) Medik.という亜種とAbelmoschus manihot subsp. tetraphyllus (Hornem.) Borss.Waalk.という亜種の合計2つの亜種からなります。
種が記載されたときのタイプ標本が含まれる亜種名は、種の種小名と同じにします。
したがって、
「それとも亜種が何種か存在する場合は、基本種には種小名と同じ亜種名を与える規則でしょうか?」
が正解です。
みんなの広場 質問コーナーのご利用ありがとうございます。
基礎生物学研究所の長谷部光泰先生に回答をお願いしました。
【長谷部先生の回答】
International Plant Names Indexによると Abelmoschus manihot (L.) Medik., Malvenfam. という種は、Abelmoschus manihot subsp. manihot (L.) Medik.という亜種とAbelmoschus manihot subsp. tetraphyllus (Hornem.) Borss.Waalk.という亜種の合計2つの亜種からなります。
種が記載されたときのタイプ標本が含まれる亜種名は、種の種小名と同じにします。
したがって、
「それとも亜種が何種か存在する場合は、基本種には種小名と同じ亜種名を与える規則でしょうか?」
が正解です。
長谷部 光泰(基礎生物学研究所)
JSPPサイエンスアドバイザー
今関 英雅
回答日:2021-02-12
今関 英雅
回答日:2021-02-12