大阪　様

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まず、「ビタミン」と「その他の栄養素」が何を指しているかを明確にしておきましょう。例えば『生物学辞典（岩波）第４版』では、「ビタミン」については「 <https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E7%89%A9> 生物が正常な生理機能を営むために、その必要量は微量であるが自分ではそれを生合成をできず、他の天然物から <https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%84%E9%A4%8A%E7%B4%A0> 栄養素としてとり入れなければならない一群の有機化合物（動物の場合には、ふつう・・・以外の物質）」と説明されています。この説明に従うと「その他の栄養素」にはタンパク質・炭水化物・脂質などが含まれることになり、関連して「必須アミノ酸」や「必須脂肪酸」などが問題になって来ますね。なお、何がビタミンになるかは、体内で十分な量を合成できるかどうかによって決まり、生物の種類によって違っているのが実態のようです。

さて、ご質問の件ですが、ビタミンの多くは食餌として摂取される植物体に含まれており、植物体を構成する有機化合物は結局のところ光のエネルギーと水からの電子を注入することにより二酸化炭素などの無機化合物を素材にして合成されることになります。すなわち、ビタミンもその他の栄養素も（光合成から始まって）合成されたものだと言っても過言ではないでしょう。もちろん、ビタミンには光合成生物以外の生物に由来するものもありますが、食餌の連鎖を辿って行くと、（エネルギー的には）植物に行き着くことになります。

なお、ビタミンや栄養物のそれぞれがどのような代謝経路を経て合成されるかについては、今少し根気よく調べられることをお勧めします。質問文にはビタミンＣ（アスコルビン酸）がブドウ糖から合成されるとの記述がありますが、動物と植物ではアスコルビン酸合成の経路には多少の違いがあり、ここでの書き方は厳密さを欠いたものになっています。