一般社団法人 日本植物生理学会 The Japanese Society of Plant Physiologists

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タネができた後のアサガオのかいか

質問者:   小学生   832
登録番号5478   登録日:2022-09-27
しつもんおねがいします。
アサガオのタネをまくじきをずらして、アサガオのかんさつをしています。
3月にタネまきをしたアサガオは、いまタネができていて、タネとりをしています。
しかし、また新しいつぼみができてきて花がさきはじめました。
4月や5月にタネまきをしたものもタネはできているけれど、いまのところは新しいつぼみはできていません。
ふつうは、タネができるころには新しく花はさかないと思うのですが、なぜですか?
早くタネまきをしたからまたさいたのですか?
よろしくおねがいします。
832様

 こんにちは。日本植物生理学会の植物Q&Aコーナーに寄せられたあなたのご質問「タネができた後のアサガオのかいか」にお答えします。

 3月にタネまきをしたアサガオの新しい花はどこに咲きましたか?おそらく下の方から新しく伸びだした蔓に咲いたのだろうと思います。アサガオの茎は上へ上へと伸びながら次々に葉をつくって育っていきます。最初の頃につくられた葉のつけねには葉芽がつくられ、夏至をすぎて夜の時間が長くなってからつくられた葉のつけねには花芽がつくられます。花芽はつぼみとなり、やがて花が咲きます。タネをつくって花のさかりがすぎた頃になってもまだ元気に育っているならば、最初の頃につくられた下の方の葉芽がのびはじめて新しい蔓を出し、そこに花をつけます。4月や5月にタネまきをしたものは、3月にタネまきをしたものほど大きくならないうちに花が咲きはじめたのではないかと思いますが、十分大きくなっていれば同じように下の方から新しい蔓を出して新しい花を咲かせるだろうと思います。
竹能 清俊(JSPPサイエンスアドバイザー)
回答日:2022-10-03
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