質問者:
会社員
H帝
登録番号5630
登録日:2023-05-11
登録番号エアプランツが根元部分から多く吸水している可能性はありますか?
5606にて回答を頂きました。ありがとうございました。
エアプランツは、砂漠のゴミ虫のように背中の凹凸でかき集めた水を、根元へと流す仕組みがあると言う可能性は無いのでしょうか?
https://science-edu.net/student-study/tillandsia
こちらの簡単な研究を見て考えるようになりました。
多くのエアプランツを栽培していて、葉面から吸水していると言われている割には、毎日数回水を霧吹きで掛けていても水不足で葉先が枯れます。これは乾燥地帯の植物の方がより顕著です。
むしろ二日に、一回、全身を水浸しにした方がイキイキとしています。
この実験にもある通り、根は無いですが、根元がメインに吸水の役割を担っていると言う可能性はありませんか?
エアプランツは、砂漠のゴミ虫のように背中の凹凸でかき集めた水を、根元へと流す仕組みがあると言う可能性は無いのでしょうか?
https://science-edu.net/student-study/tillandsia
こちらの簡単な研究を見て考えるようになりました。
多くのエアプランツを栽培していて、葉面から吸水していると言われている割には、毎日数回水を霧吹きで掛けていても水不足で葉先が枯れます。これは乾燥地帯の植物の方がより顕著です。
むしろ二日に、一回、全身を水浸しにした方がイキイキとしています。
この実験にもある通り、根は無いですが、根元がメインに吸水の役割を担っていると言う可能性はありませんか?
H帝様
こんにちは。日本植物生理学会の植物Q&Aコーナーに寄せられたあなたのご質問「エアプランツが根元部分から多く吸水している可能性はありますか?」にお答えします。
質問文中に引用されているサイトを見てみました。高校生の研究を紹介したもので、研究された生徒さん自身が書かれたものではありませんが、紹介された内容からするとこの研究は大変すぐれたものと思われます。現代植物学は遺伝子を中心としたミクロの方向へ進んでいて、このようなマクロな植物学は専門家の間では手薄になっています。マクロな植物学的課題でも未解決のまま残されているものはたくさんあり、この生徒さんのような専門家になる前の植物学に興味を持たれる若い方が取り組んでくれるのは大変心強いものです。
このサイトで紹介されている内容は概ね正しいと思います。ただし、エアプランツとは総称で、生態的、形態的に多様な植物を含んでいるので、ここで得られた研究成果が全てのエアプランツに当てはまるとは思えません。この生徒さんが、また多くの若い方たちがさらに研究を進めてくれることを期待します。
こんにちは。日本植物生理学会の植物Q&Aコーナーに寄せられたあなたのご質問「エアプランツが根元部分から多く吸水している可能性はありますか?」にお答えします。
質問文中に引用されているサイトを見てみました。高校生の研究を紹介したもので、研究された生徒さん自身が書かれたものではありませんが、紹介された内容からするとこの研究は大変すぐれたものと思われます。現代植物学は遺伝子を中心としたミクロの方向へ進んでいて、このようなマクロな植物学は専門家の間では手薄になっています。マクロな植物学的課題でも未解決のまま残されているものはたくさんあり、この生徒さんのような専門家になる前の植物学に興味を持たれる若い方が取り組んでくれるのは大変心強いものです。
このサイトで紹介されている内容は概ね正しいと思います。ただし、エアプランツとは総称で、生態的、形態的に多様な植物を含んでいるので、ここで得られた研究成果が全てのエアプランツに当てはまるとは思えません。この生徒さんが、また多くの若い方たちがさらに研究を進めてくれることを期待します。
竹能 清俊(JSPPサイエンスアドバイザー)
回答日:2023-05-13