一般社団法人 日本植物生理学会 The Japanese Society of Plant Physiologists

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あさがおのふたばとほんば

質問者:   小学生   だい
登録番号5709   登録日:2023-08-08
あさがおのかんさつをしていて、
ふたばはツルツルしていましたが、
ほんばやつるには、フサフサと毛のようなものがついていることにきづきました。
つるに毛があるのは、つるがまきつきやすくなるためかなとかんがえましたが、
はっぱにちがいがあるのがなぜかおしえてください。
だい 様

このコーナーへのご質問、ありがとうございました。

良くかんさつされていますね。ほんばやつるにある毛のようなもの(とげのようでもあります)は、むずかしいことばではトライコームといいます。トライコームのことにつきましては、このコーナーでも多く取りあげられています。登録番号2383, 3804, 4087, 4116などをよく読んでみて下さい。読めないことばがありましたら、おとなの人といっしょに読んでもらって下さい。つるにある毛のようなものは、だい様が考えているように、ほかのものにまきつきやすいからだと思われます。それいがいにも、トライコームは、虫や小どうぶつなどから自分の身を守るために(虫が歩きにくいとかです)、あると言われています。ほかにも、虫や小どうぶつなどがいやがるも
のをためこんだり、虫や小どうぶつのてんてきを呼び寄せて、おいはらってもらうようなものをためこんだりしていることも知られています。ほんばやつるをまもるために、さまざまなやくめをしているようです。ふたばがつるつるしているのは、すぐに、ほんばやつるがでてくるからでしょう。ふたばは、ほんばにくらべてあつく、じょうぶにできていますので、つるつるしていていいのだと思います。これからも、かんさつをつづけて下さい。
山谷 知行(JSPPサイエンスアドバイザー)
回答日:2023-08-09
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