きょん様

　Q&Aコーナーへようこそ。歓迎いたします。ご質問の「葉が逆向きについている」ということですが、 イメージが湧きません。近くのスーパーで売られているブロッコリーを調べてみましたが、該当するものは見つかりませんでした。ネット上で非常に沢山ある写真もチェックしましたが、残念ながらその様な状態を示す写真はありませんでした。あなたのブロッコリーの写真でもあるとはっきりするのですが、ここでは想像でお答えします。
　まず、「葉」のことを説明します。「葉」は大きく分けて二つの部分がからできています。普通「はっぱ」と呼んでいる面積の広い部分は「葉身」と言い、ここで光合成がが行われます。その下の末端に茎の様な部分がついておりますが、これは「葉柄」といい。植物の種類によって長短や太い、細いがあります。この部分が茎（木の場合は枝、幹）に付いています。中は維管束系が通っていて、茎から水分やそれに溶けているミネラルの補給が行われる道管と、もう一つは、葉で光合成された有機物質が茎の方に輸送されて植物体の他の部位に転流される師管からなりたっています。葉身ではこの維管束は葉脈になって繋がっています。葉身の役割は十分に光合成を行うことで、そのために、十分な太陽光照射が得られる様な角度で配置されています。そして、葉は上向きの角度か、横に水平にでています。ブロッコリーも、畑で栽培しているときは、すべての葉での葉柄は茎に対して上向きの鋭角でついていると思います。先端に花部（可食部分）が形成されから、一旦形成された葉柄の角度が変わることは考えられません。
　もし、葉身が下向きになっているということでしたら、それは茎を切り取ったため、切り口に近い方から水分がどんどん失われていき、葉身と葉柄が張りを失い全体的に下向きに曲げられているのではないでしょうか。もし、葉柄の付け根の角度が形成された時から下向きになっているということでしたら、残念ながら理由はわかりません。