一般社団法人 日本植物生理学会 The Japanese Society of Plant Physiologists

植物Q&A

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アサガオの光周性とソーラライトの対象実験は可能か

質問者:   一般   パピコ
登録番号6268   登録日:2025-10-07
シソを花壇で育てているのですが、ホームセンターで購入したソーラー充電の常夜灯の周りだけ霜が降りるまで枯れずに残っています。短日植物だからかな、と思いました。
我が子は小学生1年生です。今年度は小学校でアサガオを育て種を採取しています。
学校教材の多くは日本アサガオだと想像します。このアサガオから採取した種を浸かって、シソと同じようにソーラーライトで光周性の対照実験を小学校でできたら素敵なのではないかと思いました。
現実的に学校教材で使われるアサガオの種と安価なソーラ常夜灯を用いて、種の採れる初夏以降に、アサガオの光周性の観察は可能でしょうか?
どうかよろしくお願いします。
パピコ様、

 こんにちは。日本植物生理学会の植物Q&Aコーナーに寄せられたあなたのご質問「アサガオの光周性とソーラライトの対象実験は可能か」にお答えします。
 アサガオの光周性に関しては、日長時間が一定時間より短いと花芽が出来ること、すなわち、アサガオは短日植物であることが分かっています。このことを確認したいとお考えなのだろうと思います。種子が採れる季節以降であれば自然日長はアサガオにとっての短日条件になりますので、屋外で育てれば花がつきます。このとき夜間に常夜灯で照明すれば短日条件ではなくなりますから花は咲きません。このように短日条件とそうでない条件で比較をして、短日条件でだけ花が咲くことが分かれば、アサガオは短日植物であることを確認できます。短日条件としたい所は常夜灯や外灯その他の光が届かない所に、短日条件でない条件としたい所は十分な明るさの常夜灯の光が夜間長時間届いている所にする必要があります。今年採れた種子はすぐに発芽しますが、冬に近づくと生長が遅れますから、これからの実験は難しいかもしれません。 
竹能 清俊(JSPPサイエンスアドバイザー)
回答日:2025-11-07