一般社団法人 日本植物生理学会 The Japanese Society of Plant Physiologists

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植物の種類によってなぜ、でんぷんの形がちがうのですか?

質問者:   小学生   由美
登録番号0942   登録日:2006-08-04
学校の理科の授業で、じゃがいもやお米のでんぷんを顕微鏡で写した写真を見ました。
同じでんぷんなのに、形や大きさがちがっていました。
これらのでんぷんは、どうして形や大きさがちがうのですか?
私は、日光を取り入れる葉っぱの大きさが大きいほどでんぷんの粒が大きくなるのかと思って実験して調べてみましたが、そうではありませんでした。
教えてください。
由美 さん

質問をしてくださり、ありがとう。

あなたの質問と同じ内容の質問が、登録番号0647にあります。この番号で検索してくださると三ツ井先生からの回答が見つかりますので、ここで繰り返すのをやめます(登録番号0647には2つの質問があり、後の方があなたの質問と同じです)。少し難しく書かれているかも知れませんが、下の説明を参考にしてくださると、理解していただけるものと思います。

でんぷんを見れば植物の種類がわかると言えるかも知れないほどに、形や大きさに違いがあります。しかし、何故そうなのかは、まだ説明できません。
ただし、”でんぷん”とは、ある種の物質につけられた全体としての名前(総称)で、何時も完全に同じもので出来ているわけではありません。また、あなたが見ているものは、そのようなでんぷんが、いろいろな具合にたくさん集まって出来た粒(でんぷん粒)で、1つのでんぷんではありません。したがって、いろんな種類のでんぷんが、いろんな具合に集まって、いろんな種類のでんぷん粒ができていることになります。

わからない点がありましたら、また、質問してください。
JSPPサイエンスアドバイザー
佐藤 公行
回答日:2012-08-25
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