一般社団法人 日本植物生理学会 The Japanese Society of Plant Physiologists

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でんぷんの形について

質問者:   小学生   山田  由美
登録番号0962   登録日:2006-08-10
少し前にでんぷんの形が植物によって違うのはなぜか質問させてもらいました。
そのとき、でんぷんは総称あって、でんぷんにもいろいろあって、いろいろなでんぷんがいろいろな固まり方をしているから、形が違って見えると、教えてもらいました。
それは、でんぷんが多糖類だからですか?
もしそうなら、ぶどう糖や、ガラクトースなどの単糖類は、どの植物でも同じ大きさと形をしているのですか?
山田 由美 さん

分からないところを再度質問して下さり、ありがとうございました。
多糖類の一種であるデンプンは、単糖類であるブドウ糖が非常にたくさんつながって出来ています。ブドウ糖が何個つながっているかは必ずしも決まっておらず、また、ブドウ糖同士のつながり方にも種類があります。更に、そのデンプンの集まり方の違いが加わって、複雑な「デンプン粒」となるわけです。
ブドウ糖や、ガラクトースなどの単糖類は決まった形をしていますが、デンプンの場合とは違って水に溶けていますので、普通の方法(光学顕微鏡)でこれを見ることは出来ません。

お分かりいただけたでしょうか。
JSPPサイエンスアドバイザー
佐藤 公行
回答日:2006-08-10
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