第52回日本植物生理学会 東北大学
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第52回日本植物生理学会年会の成立について

日本植物生理学会会員、および仙台年会参加登録者の皆様

この度の東北地方太平洋沖大地震とその後の大津波で被災された方々には、未だに深刻な状況が続いておりますこと心よりお見舞い申し上げます。また、犠牲になられた方々に深く哀悼の意を表します。

3月14日にお知らせいたしましたように、本震災における東北地方を中心とした甚大な被害のため、第52回日本植物生理学会仙台年会は中止に至っております。学会員が一同に会し、活発な議論がなされなかったことは誠に残念であります。一方、年会講演要旨集は3月11日付けをもって日本植物生理学会のホームページ上で公開されております。この研究成果発表の実績は特に若い会員の方々にとって重要であると考えます。さらに、仙台年会委員会の方々がこれまで長期にわたり精力的に準備をされてきたこと、および会員の方々が研究成果発表へ向けて努力を続けてこられたことを重く受け止めなければなりません。そこで、学会、年会の責任者で慎重に議論した結果、年会講演要旨集の公開をもって第52回日本植物生理学会仙台年会を成立とすることと決議しました。また、これに伴う年会発表内容および年会講演要旨集の取扱いは以下のようにいたします。会員の皆様のご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

  1. 本年会においては年会講演要旨集に記載されたものを発表内容とする。既に申請されている特許出願証明書については、年会講演要旨集に記載されている範囲についての発表証明のみを発行する。
  2. 年会講演要旨集は参加登録者に無料で配布する。予約購入申込み者には料金を返金するとともに無料で配布する。

既に払い込まれている年会参加費および懇親会費の取扱いについては、続くお知らせ「年会参加費・懇親会費の返却について」をご覧下さい。

本年会におきましては3月22日に高校生発表会が予定されておりました。本件に関しましても、 参加高校生の努力に報いるためにも、高校生発表会要旨集を学会ホームページなどで公開することにより発表会は成立といたします。また、高校生発表会要旨集は年会参加登録者に配布いたします。

なお、年会の成立、参加費、懇親会費など重要な事項に関しましては、東北大学の山谷知行年会委員会長はじめ年会委員会の先生方と連絡を取りつつ、19日に臨時の常任評議員会を開催して、慎重に議論した上で決定いたしました。今回の大震災で大きな被害を受けた東北大学の年会委員会の先生方の意向を尊重して学会の責任で、以上の決定をしたことを申し添えます。会員の皆様のご理解をお願いいたします。

日本植物生理学会会長
篠崎一雄

第52回日本植物生理学会年会委員会 2011 THE JAPANESE SOCIETY OF PLANT PHYSIOLOGISTS