この度の東北地方太平洋沖大地震に際しまして
3月11日に起きた過去最大級の東北地方太平洋沖大地震は、未曾有の規模の大地震と大津波により東北地方から関東地方の広い地域で甚大な被害を与えています。また、原子力発電所での爆発事故なども重なり多くの被害をもたらしています。被災されました皆様に心よりお見舞いを申し上げます。また、犠牲になられた方々、ご遺族の皆様には深く哀悼の意を表します。
さて、3月20日から22日まで予定されていました仙台での第52回年会は、現地の災害の状況、余震の状況、そして交通機関の状況などから総合的に判断して残念ながら中止を決断せざるを得ませんでした。仙台年会の準備に関わった多くの先生方には大変な労力を払っていただきながら、このような決断に至ったことは学会執行部として断腸の思いです。今後、善後策を含めて迅速に検討して対処していきたいと思いますので会員の皆様のご協力をお願いいたします。さらに、日本植物生理学会として、当該地域でご苦労されている方々にできる限りのご支援をしていきたいと思いますので会員の皆様のご協力をお願いいたします。
今回の大災害で犠牲になられた多くの方々、さらに被害を受けられた多くの方々に謹んで心からの哀悼とお見舞いを申し上げます。
日本植物生理学会会長
篠崎一雄
