開催概要

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ランチョンセミナー
◆PCPランチョンセミナー
「The changing landscape of peer-review」
日 時:
年会1日目 3月22日(火)12:30~13:30
会 場:
Z会場
スピーカー:
坂本 亘(PCP編集長)

ピア・レビュー(査読)は論文の科学的正確性やバイアスを精査する、学術誌における論文出版に必要不可欠な要素である。多くの著者は、このプロセスにより最終的に出版される論文の質が向上すると考えている。つまり査読者は、ボランティア的に時間と専門知識を提供することでサイエンスコミュニティに貢献する陰の立役者ともいえる。今回のランチョンセミナーでは、変わりつつあるピア・レビューの現状について概略し、PCPが取り入れてきた近年の新しい取り組みについて紹介する。査読における若手研究者へのサポートや、全ての査読者にとってのベストプラクティスも考える。

シンポジウム概要:
1.イントロダクション ~PCPにおける変更と新しい試み
2.変化するピア・レビューの世界
3.PCPにおけるピア・レビュー
4.Q&Aコーナー PCP編集実行委員と編集室への質疑を受け付けます

◆ライカマイクロシステムズ株式会社 ランチョンセミナー
「蛍光顕微鏡のニューノーマルと蛍光寿命イメージング」
日 時:
年会1日目 3月22日(火)12:30~13:30
会 場:
X会場

【演題1】
THUNDERが作り出す蛍光顕微鏡のニューノーマル
演 者:鶴巻 宣秀(ライカマイクロシステムズ株式会社)

今や蛍光観察は、研究分野において「ノーマル」な機器として多くの方が使用される時代となっています。しかしコロナ禍では、時間の制約下で、いかに「研究を進めていくか」ということが重要になってきています。そこで、蛍光観察を限られた時間でいかに効率的に、最大限の結果を生み出していくかという点に注目し、通常の蛍光顕微鏡でありながら、超高精細画像で取得できるイメージングシステム THUNDER で「蛍光顕微鏡のニューノーマル」をご提案します。

【演題2】
次世代共焦点顕微鏡STELLARISと蛍光寿命イメージング
演 者:長利 卓(ライカマイクロシステムズ株式会社)

ライカマイクロシステムズは次世代の共焦点顕微鏡 STELLARISを発表しました。このSTELLARISは検出感度や分解能に磨きをかけたのはもちろんのこと、これまで特定の用途でのみ利用されてきた【蛍光寿命】を誰もが簡単に利用できる技術にして標準搭載しました。当セミナーでは【蛍光寿命ってナニ?】や【それで何ができるの?】という疑問にお答えしつつ、STELLARISがライフサイエンスイメージングのお役に立てる技術をご紹介いたします。


◆男女共同参画ランチョンセミナー
「筑波研究学園都市でのキャリアパスとは~女性研究者の視点から~」
日 時:
年会2日目 3月23日(水)12:00~13:00
会 場:
Z会場
演 者:
森林総合研究所 企画部広報普及科長 松本麻子 先生

蝶よ花よと育てられ、高校にあがるまではピアノとバレエを習い、将来はピアノの先生になりたいと思っていたはずが…、高校で出会った生物の先生の影響で、大学は農学部に進み研究者を志すことになりました。地方大学で学んでいた頃には想像もしていなかった筑波研究学園都市での研究生活。プロジェクトのポスドクからスタートし、研究職員として就職、現在は支援部門で管理職をしています。このセミナーでは、山あり谷ありの20余年の間で、勤務環境やワークライフバランス、キャリアパスについて考えたことなど、飾らず、盛らずにお話します。男女共同参画の取組とともに歩んだとも言えるこれまでを振り返りつつ、最後はこれからのキャリアについても触れたいと思います。所詮、ひとりの女性研究者の例とはなりますが、その中からも何かの気づきやヒントが生まれてくれればと思います。


◆オリンパス株式会社 ランチョンセミナー
日 時:
年会2日目 3月23日(水)12:00~13:00
会 場:
X会場

「植物組織のライブイメージング・深部イメージングに向けて」

名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所 特任講師 栗原 大輔先生

生体の構造を調べるために、顕微鏡観察技術は古くから用いられてきた。さらに、蛍光タンパク質や蛍光色素の普及により、生体内でのタンパク質の挙動なども顕微鏡観察できるようになり、欠かせないツールとなっている。しかし、植物体内の複雑な構造をかいくぐって、植物の深部を観察するのは依然として困難である。その原因として、細胞ごとに大きさや形が異なり、光の屈折や散乱が起こるだけでなく、組織内部の気相や、様々な内在性化合物が励起光や蛍光を遮るためである。本講演では、植物の発生過程を長時間ライブイメージングする際や植物組織を深部イメージングするにあたり、どのようなことに注意すればよいのか、サンプルの調整法や顕微鏡選択、使用する対物レンズについて紹介したい。特に、対物レンズについては、生細胞の屈折率に近いシリコーンオイル浸対物レンズの活用について紹介したい。

「目的に応じた対物レンズ選択の重要性、ディープラーニングを用いたオブジェクト検出のご紹介」

オリンパス株式会社 香西 直樹


◆イルミナ株式会社ランチョンセミナー
日 時:
年会3日目 3月24日(木)12:00~13:00
会 場:
X会場

「植物個体ゲノミクス時代を乗りこなす」

白澤 健太 博士(公益財団法人かずさDNA研究所 植物ゲノム・遺伝学研究室)

シロイヌナズナをモデルとして始まった植物ゲノミクスは、その対象を非モデル植物にまで広げ、いまや植物においても個体レベルでゲノム解析を行う個体ゲノミクスの時代を迎えつつある。次世代シークエンス技術の向上により、個体のゲノムデータは容易に取得できるようになった。その一方で、そのデータは誰もが簡単に解析できるようになっているのだろうか?植物研究者には、情報解析技術の習得だけではなく、膨大な量のデータを高速に処理できる計算機資源も求められている。本講演では、演者らが個体ゲノミクスの時代を乗りこなすための術として導入したDRAGENシステムを活用したデータ解析事例に加えて、これまでに実施した植物の個体ゲノミクスから見えてきた今後の課題について紹介したい。

※今後の参考のために簡単なアンケートへのご協⼒をお願いいたします。
アンケートにご回答いただいた⽅には、謝礼としてイルミナオリジナルグッズを差し上げます。(ただし、日本在住者に限ります。)
下記のURLからアンケートにアクセスいただけます。
アンケートURL:https://www.getfeedback.com/r/2lETFNe2


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NBRP
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JFEエンジニアリング株式会社
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新学術領域研究「植物新種誕生の原理」